「来た…ね、凛華ぁ…」
「ほんと…に、こんなことってあるのね…」
地味に気持ち悪さを覚えながらも、
すぐにCOCOAのメッセージを読むことにした。
送り主は…颯(そう)と名乗る人。
メッセージの内容は…
《初めまして、フウカさん。颯といいます!よかったらお話しませんか?(^O^)》
といった、
とてもにも簡潔な内容だった…
まあ、そりゃそうか。
初対面からあーだこーだネチネチ書かれたらびっくりする!
「…とりあえず、返信してみたらどう?」
と、
凛華がディスプレイを見ながら、
軽く言ってきた。
でも…
あたしは…
男の人なんて、
信じられないよ?
「でも、あたし男の人、今信じられないし…また天王寺くんのときみたいに傷つけてしまうかもしれないよ。」
ポツリポツリと、言葉を紡いだ。
「ネットだから、大丈夫なんじゃないの?直接会う訳でもないんだしさっ」
まぁ…それもそうか。
あの男みたいに、
相手が近くに住んでる訳ないし…