愛が溢れて。



あれ?


なぜか、

顔を赤らめる凛華。


えっ…?



「…まぁ…その、好き…な人?これでもいるからさっ!!」

力を振り絞るように、

言い放った。




って、



…えええええええええ!?

聞かされてなかったよ!!?


「何それっ!!誰なのー!??」

思わず大声で訊いてしまった。



すると、

凛華はうつむきながら…



「…さ、さぁね」



と、誤魔化した。




さすがに問い詰めてもかわいそうだから、

これぐらいにしてクレープの話をした。


「ね、凛華は何クレープにするっ!?」

「あはは、風香!目輝いてるよ!…んーっと、あたしはね、チョコイチゴかな!」


舞い散る桜を手のひらに乗せながら笑っている。


「もー、しょーがないじゃんっ!クレープ大好きなんだもん♪」


凛華は、はいはいと分かったように相槌をした。