愛が溢れて。




「風香ー?いるー?」

あたしの教室に来た凛華。


…廊下に残っている男子が凛華をチラチラと見ている。


そんなあたしは、机に突っ伏している。


さすがに、良い人に酷いことをしてしまったから…


「もぉ、風香。そろそろ帰んなきゃ先生に怒られちゃうよー?」


だんだんと近づく凛華の声に気づき、

あたしは重たい顔を上げた。


「うん、帰ろうか…」


やっぱりまだヘコむ。

「もー!困った子だな!アホ風香はどこにいっちゃったの!」

と、凛華があたしの背中をバシバシと叩く。


「アホって…」

はぁ…と大きなため息をつくあたしを見て、

「ああ…重症だ。考え過ぎだと思うけどなー?帰りにクレープ奢るから!元気出しなっ!」


なっ…

クレープ!?


「ほんとー!?いつもケチなのに!!食べたーい!!」

一気に元気が出てきた!


だってあたし、

美味しいものには目がないんだ♪


「…ほんと、あんたは昔っから食い気多いよね…。てかケチって何よ!」

笑いながらとっついてくる凛華。



なんだか…

やっぱり凛華といると元気になれるや。



…クレープのおかげでもあるけどね?