僕と再婚して下さい。

川崎さんは知っているんだろうか?

洋介と同じ会社だということを。


やましいことがあるわけでもないのに、冷や汗が出てきてしまった。


「川崎さん、合コンの時、銀行員って言ってませんでしたか?」

「覚えててくれたんだ」

「何で嘘つくんですか?」

「じゃあ、舞ちゃんはどうしてオレが本当のこと言わなかったと思う?」

川崎さんが意味深に笑みを浮かべた。

「分からないから聞いてるんですけど」

「オレさ、舞ちゃんの元旦那のことも、舞ちゃんのことも知ってたんだよね」

「えっ…」

「合コンの時は初対面の振りしたけど、前から知ってたんだ」