僕と再婚して下さい。

そもそも、あたしは自分というものを持っているんだろうか?

他人に流されているようなところがあるんだと思う。

だから、慎吾とズルズル会ってたんじゃなかって。

結果的に慎吾を傷つけてしまった。


もっと、自分の意思を持つべきなんだ。

地にしっかり足をつけ、自立した女性になりたい。

そんなことを漠然と考えるようになり、季節が夏から秋へ移行する頃、一人暮らしを始めようと決意した。




「──一人暮らしをしたい?」

「うん。もう決めたから」


決意してからすぐに、あたしはお父さんとお母さんに話をした。