僕と再婚して下さい。

「どうかしたの?」

「……」

「あっ。話したくないかな? 仕事の愚痴くらいなら聞けるから」

「仕事の方は順調なんですけど」

「そう。て、ことはプライベートでビールが飲めなくなるくらい辛いことがあったの?」


無言でコクンと頷いて口を開いた。


「──元嫁と終わりました」

「えっ?」

「最近、元嫁に彼氏が出来たみたいで。もう会えないって言われました」

「そうだったの……」


彩さんがため息をついた。


「この前、話しましたよね? 男と東京に行ってたって」

「うん。話してたよね。じゃあ、つき合うことになった相手って東京に一緒に行った人なんだ?」

「そいうことです」


自分で言いながら、胸が苦しくなった。