僕と再婚して下さい。

舞もいい加減な気持ちで、決断したわけじゃないだろう。

川崎の方がオレより勝る何かがあったということだろう。


「──じゃあな」

「うん」

「玄関までの見送りはいいから」

「……」


玄関まで見送られたら、オレは舞を自分の家に連れて行っしまう。

冗談抜きで監禁してしまうかもしれない。


(──サヨナラ、舞)


心の中で呟き部屋を出て行く。

そして、玄関で靴を履き外に出た瞬間──。

オレの瞳からは涙が溢れた。


舞を今度こそ忘れないといけない。

恋人が出来た舞。オレには入る隙はないのだから。