僕と再婚して下さい。

何が悲しくて泣いてるのかさえ分からない。


「──分かった。今日は帰るよ」


本当は引き下がりたくなかった。

でも本人と顔を見て話せのなら、ここにいても意味がない。


「──また来るから、な?」

「もうここには来ないで。勝手なのは分かってるけど……。来ないで」


どうして、こんなにオレを拒むのだろうか?

異常じゃないだろうか?


「ごめんなさい……。あたしみたいな女忘れて……。新しい恋人見つけた方がいいよ」

「そうだな。オマエみたいな自己中女のことは忘れて、新しい恋人見つけた方がいいな」

オレは言葉を続けた。

「最後にしたいならドアを開けろよ。別れぐらい言わせろよ」

そう言った瞬間、後悔してしまった。