僕と再婚して下さい。

澤村さんが勝ち誇ったような目をしてオレを見ていた。


「てことは、書類の不備なんてなかったってことだよね?」

「そいうこと」

「なーんだ。良かった~。社長から会社の会議室に行くように言われた時は、ドキドキしたんだから」

「オレと会うまでおろおろした顔してたもんな」

「そりゃあ、不安になるよ」


こんな2人のやり取りを、オレは黙って聞いているだけだった。

悔しさで下唇を噛み締める。


「まぁ。そんなわけで、舞は会社に戻れ」

「え……でも」


舞がチラッとオレに視線を送ってきたけど、バツが悪くて視線を逸らす。