それから、あたしは急いで出かける準備を始めた。


ワンピースにレンギンスでいいよね?

あたしの中では定番スタイル。

着替えを済ませて、メイクをした後、家を出る。


外はいい天気だけど、日差しがきつくて、ものすごく暑い。

6月の下旬ともなるとこんなもんだね。



川崎さんは、家を出てすぐの所に路駐していた。


「お待たせしました」


そう言いながら、車の助手席に乗り込んだ。

エアコンが効いていて涼しい。


川崎さんが、あたしをじっと見ている。


「何ですか?」

「ワンピース似合ってるよ」