僕と再婚して下さい。

洋介は最後の最後まで。

あたしを責めることはなかった。



そして、洋介に離婚届を渡してから、2週間が過ぎた頃──。

洋介が実家へやってきた。



あたし達は玄関の前で話をした。


『離婚届出したから』

『そう』

『本当はすぐに出したかったけど、すぐに出せなくて時間かかってごめんな』

『ううん』


離婚届を書くのに時間がかかったのは、あたしも同じだった。


『じゃあ、元気で』

『洋介も元気でね』

『街で会ったら声かけろよ』

『うん』


最後に洋介はあたしを抱きしめてくれた。


──こうして、あたしと洋介の結婚生活は幕を閉じた。