「逃がさねぇよ?」 不敵な笑みと共に、ドS発言。 やっぱりSだったんだー! 心の中で叫んでも、時既に遅し。 人生の選択ミス! 人生の不覚!! ああ~っ!! 心の中で頭を抱えても 今の状況じゃ出来ないわけで。 もうどうしようもなかった。 どうすればいいのかも分からなかった。 「俺の事、知りてぇんじゃなかったっけ?」 口角を上げた有澤くんが聞く。 「……あっ」 そういえば…。