──♪~♪~♪ いつもなら清々しく起きれるはずなんだけど… どうやら今日は無理らしい。 「全然寝れなかった…!」 一人でボソッとつぶやいて ムクッと起き上がると同時に 「のぞみー、ごはーん!」 一階からお母さんの声の目覚ましも鳴った。 「起きてるよー」 いかにもダルそうなトーンで言い放ち 制服を着て鞄を持ち、下へ下りた。 「おはよ」 「おはよう、のぞみ」 ご飯に味噌汁と和食中心の我が家。