冷たくなって動かない身体

泥だらけになりながらあたしは意識が朦朧としていた




こんまんま凍死できたら…

どれだけ楽なんだろう…



そんな事を考えながらぼーっと道を歩く人を見ていた



頭に降り当たる冷たい雨

濡れて疲れ切った身体は限界を迎えていた



あたしの瞼はゆっくりゆっくりと閉じていった