あたしはお風呂にも行かずベッドに転がった。 あたししかいない家は静かでなんの音もしない。 時計の秒針だけコチコチと鳴る。 あたしはお財布から汚い諭吉を全部抜くとタンスの奥にしまった。 「いつまでこんな事すればいいのかな…。」 そんな事を考えながらお風呂場へ向かった。