私が葉山として過ごすようになって、最初“ほとんど”の人・・・友達は、なぜ変わったのかと訊いてきた。

それも、好奇心たっぷりの目で。

私は嫌だった。

でも、嫌だと言えなかった。

ある友達は、私の両親が離婚したことを知って、みんなに言いふらそうとした。

その時はさすがに注意したけど、やめようとしてくれなかった。

ホントは、泣きたかった。

叫びたかった。



助けて――。