あたし達の勢いは止まらなかった。 でも、T中も黙ってない。 「ナイッシュー!」 蒼乃のマークが上手い動きで蒼乃をかわし、点を決められた。 「ドンマイ蒼乃! 次止めよ!」 「さぁ、1本決めよう!」 「「「「はいッ!!!!」」」」 未希の声で、あたし達はオフェンスに切り替える。 「よし! 1番!」 1番とは、未希が攻めるパターンのオフェンス。 種類ごとに番号をつけた。