「…ですって♪」 「んあ?」 母さんはその白い顔の口元を歪ませて、今のタレントの言葉を繰り返した。 「〜っ、うるせいっ!」 あたしは残りの腕立てを急速に終わらせると、ダッシュで自室へGO。 そいつとは違って、あたしは部活やってるし、彼氏もいないから引かれることもないですよーだ。 腕立てなら、初めっからここでやっときゃいい話だった。 あたしは自分で自分を恨んだ。