そんな生活送っていたら──。

腕やらお腹やら肉がついて当然なのかもしれない……。


「あかね。どうしよう」

「って何が?」

「あたしかなり相当太ってる」

「はっ? どいうことよ?」

「野菜炒めは野菜がメインだから、食べてもそんなに太らないよね?」

「だから…。急に太ったとか言われても話が見えないってば」

「いや、何かあたし太ったような気がするんだよね」

「そう?」


あかねが首を傾げる。


「それで、今日のご飯それだけにしたの?」

「うん。急に気になりだして」

「あたしが見る限り、樹里は太ってなんかいないよ」

「本当?」

「本当。気にすることないと思うけど」