あーあ。いつもなら、ケンカした後はどちらかが謝って、一緒に風呂入ってイチャイチャしてそのままエッチっていう流れだったのに…。

今日はそいう風にはならなかった。

風呂に一緒に入ることすらなかったから。


「はぁ…」

もう既にオレの隣で寝ている樹里を見てため息をつく。

こんなに好きな女が近くにいるというのに、何も出来ないとは。

挙げ句の果てに樹里はTシャツにノーブラ。触ってもお預けくらうだけだしな。

生き地獄とはこいうことをいうんだろうか?


何で急に拒むようになったのか──…

それは樹里しか分からないこと。

別に体の関係だけがつき合うということではないんだけど、寂しいもんは寂しい。


オレの気持ちを知らない樹里は無邪気な寝顔をしていた。