私は、制服のリボンがとれて

ブレザーも脱がされていた

震えている私をみて

風舞は突然自分のブレザーを脱ぎはじめた....

そして、そっと私にブレザーをかけてくれた

風舞のブレザーは私にはすごく大きくて

私をすっぽり包んでくれた

風舞の温もりを感じ

私の中の糸がぷつんっと切れて

涙が次から次えと目から流れ落ちる

「うっ、うっ .....」

涙で前がなにも見えなくなっていた

その瞬間視界が暗くなった

「怖かったよな...もっと俺が早く来てれば早く見つけてれば.....」

風舞に抱き締められていた

「風舞は....悪くないよ.....」

徐々に私を抱き締める風舞の手の力が強くなってきた

それから、数分風舞は私の心が落ち着くまでずっとずっと抱き締めていてくれた