みんなに話していいのかな?
太『話してくれ。』
ナ『いいの?引いちゃうよ?
あのね・・・』

あたしは4歳だった。お母さんは男の子が好きだった。女の子は嫌いだった。しかも、あたしはお父さんとそっくりだった。お父さんは浮気ばっかりしていた。
だから、お母さんはあたしが気に入らなかった。だから、あたしは逆たいをうけていた。でもある日、大好きな人があたしを助けてくれた。その人の名前は矢野響。
優しかった、大好きだったのに、裏切られた。
リ『どうして?』
あたしは、響に刺された。
みんな『は?』
あたしもいきなりだった。
足を何度も何度も刺された。
何度泣いて助けを呼んでも。