死神と騎士

アルは声を潜め、しかし笑いながら言う。

「尾行けられてるよ?」

「―――――!!」

ロイの目が即座に鋭さを宿し、意識が張り詰めたのが分かった。

後ろは振り向かず、気配を探る。

「後方200m、3つの殺気…ってところか」

「あぁ。ここで戦うのはまずい、走るぞ!」

2人は同時に駆け出し、暗い路地裏に入り込む。

間髪入れずに3 人の刺客が目の前に降り立つ。

「やぁ。何か用?」

皮肉たっぷりにロイが問う。

「知らないのか?隣の男…<bloody thorn>には報奨金がいっぱいかかってるんだ…よッ!」

剣を持った2人が飛び掛ってくる。

ギィィィンッ!!刃と刃がぶつかり合う。

アルと刺客の位置がめまぐるしく替わり、息もつかせぬ攻防が始まった。

刺客の剣がアルの首を狙う。

アルはそれを弾く。

アルは剣をその凄まじい膂力を使い即座に引き戻すと、刺客の腹を真一文字に裂こうとする。

間一髪で戻ってきた刺客の剣が、それを防ぐ。

と、後方からアルを狙った短剣が飛来、って…