「…ん、わかった。」
「わりーな。」
もともと口数は多い方じゃなかったけど毎日一緒に帰ってくれていた。
上手だけど少し戸惑うようなキスも、してくれた。
でもここ1ヶ月、彼には毎日"用事"が存在するのだ。
昨日、第三者から"浮気"の二文字を出されてかつてないほど不安だ。
私の勘違いかな、
何て、甘い考えだったんだ。
考え過ぎて、昨日は一睡もしていない。
「じゃ、またね。」
「あ、ゆーみ。」
帰ろうと洸に背を向けたとき、予想外に彼に呼び止められた。
「洸?何?」
「顔色、悪い。ちゃんと寝ろよ。
じゃーな。」
言いたいことだけ言って、さっさと私に背を向ける洸が、私はやっぱり好きなのです。
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