はじめてを、君と。【完】


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「洸。」

「お、ゆーみ。おす。」

次の日、洸の顔を見るたびに浮かんでくる"浮気"の二文字。

私の名前を"ゆうみ"じゃなく"ゆーみ"と少し舌足らずに呼ぶ彼。

最初はちょっと嫌だったけど、好きになってからはそれが特別みたいで嬉しかった。

でも、今はそれさえ切ない。

「…今日、一緒に帰る?」

「今日?ん、わりー。
用事ある。先帰って。」

最近の彼は、冷たい。


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