はじめてを、君と。【完】



「ゆーみ、俺のねえちゃん。」

「はじめましてー!旧姓、綾瀬美咲!
現、佐藤美咲でーっす!」


…え?

おねいさんっておねいさんって
おねいさん??

「…お、おねいさん?」

「はーい♪」

言われてみれば、目とか鼻とか、似てる。


「お前が色々ゆってたのこいつだろ?
ねーちゃんだから。」

うそ。
私の勘違い?
え、なに!恥ずかしい!

「え、…え。」

頭の中は大パニックなのに出てくるのは
"え"、という言葉のみ。

「あらやだ、夕美ちゃん私に嫉妬しちゃったの?やだ、かーわいいっ!」


「え、あ、あの!
美水夕美ですっ。」

「みすい?綺麗な名前ねえ。」

おねいさんは上品で、愉快で。

嫉妬してたのが恥ずかしくなるような素敵な人だった。



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