はじめてを、君と。【完】



「洸?」

俺が悶々と悩んでいる真っ只中、空気読めないやつが俺に声をかけてきた。

…誰だよ。

「なあーにガンとばしてんのよ!
まっさかあんた姉弟の顔忘れたんじゃないでしょうね?」

…姉弟?

「…おお、ねーちゃん。」

やべえ、3ヶ月ぶりとはいえ姉貴の顔がわからないとはぼーっとしすぎだ。

「何よ今の間。まさかほんとに忘れてたの?」

「悪い。考え事してた。
拓也さんと空、元気?」

拓也さんは姉貴の旦那で俺の義兄さん、空はその子どもで俺の甥っ子。

「元気よ。あんたは下半身元気そーね。」

「下半身?う、お⁈」

姉貴の視線をたどって自分の下半身を見ると、健全すぎた。いや、まじで。



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