沖「陽凪ちゃん。 今は居ないけれど、 芹沢って人には注意してね。」 「どうしてですか?」 沖「あの人のことだから、 陽凪ちゃんが女だってわかったら 間違いなく手篭めにされちゃうね。」 それは嫌だ。 見なりは男だとしても、 陽凪の内面は紛れもなく1人の女だ。 愛してもない男に手篭めにされるなんて 人生の汚点になりかねない。 だから芹沢という男に極力会わないよう この一週間を過ごしていたのだ。 その芹沢に出くわすとは… しかもぶつかってしまった…