「━━━ あーぁ、一君。
どうして峰打ちなんですか、
さっさと殺っちゃえばいいのに。」


クスクスと男は不気味な笑みを
浮かべながら気を失っている
陽凪を見下ろした。


「こいつは何か情報を持っている
可能性があるからな。
総司、屯所に連れて帰るぞ。」

総司と呼ばれる男と、
一と呼ばれる男は倒れている陽凪を
抱えて屯所へ向かった。