「……尚哉、私も……すき…!」


顔から火がでそうな、顔中に身体中の血が集まってきて、私の顔は今真っ赤だろうな。


そう言うと、尚哉は嬉しそうな顔で、私を抱きしめてきた。


「…ありがとう、沙菜。大好きだ…」


いきなり抱きしめられて、私はドキドキしてた。


あぁ、今私幸せだなって、心の底から思ってた。
これから尚哉の彼カノになって、楽しい毎日を過ごすんだなって思ってた。












……そんな風に思えるのは、今のうちだけだってこと、私は知らなかった。