ファイトーファイトーファイトファイト…
(あっ、今日も練習している…)



あれは、高校2年生の冬休みだった。
私は、ぼーっとしているクセがあるのでたまに、ぶつかる事が多い。
その日もぼーっとして歩いていた。
しかし、そのあとどうなるかはその時知るはずもなかった…………
ある日授業終わりに1人で歩いていると

「あっ」
という声が聞こえた。
ぱっとして、私はしたをみてみると…
オトコの子に、ぶつかっていた。
「あっ、すみません。私たまにぼーっとすることがっ」
多くてを言い切る前にオトコの子は私が持っていた荷物を拾っていてくれていた。
「はい‼他に落としものはない?」
と、顔をみているとすごくかっこいい。はい‼っと言ったあとの笑顔が太陽のようにきらめいている。
「あっ…すみませんっありがとうございます/////」
少し照れてしまった。
「ううん。大丈夫‼ケガは………

ないかな?」

なに、この優しさ////
「あっ、はい。すみませんでした」
と私は言って走り去ってしまった。
あのあと、どんな顔してたのかな?少し失礼だったかな?あそこで走りさったのはやっぱりダメだったよね?愛想悪かったかな?


あれ?私いつの間にかあの太陽のようなきらめいている人の事しか考えられなくなっている。
そして、私の中でも何かが変わった気がした。
この胸のドキドキが止まらない。
なんだろう、この想い。
恥ずかしながら、私は“ハツコイ”というものをした事はない。
………もしかして
これが“ハツコイ”?

「まゆなっ」

「あっ?梨花菜‼」
あれ?
私いつの間にか教室へいたし。
想い過ぎてるのかな?
こうゆうときは、恋愛経験豊富な梨花菜に聞こっと!!!!
「梨花菜!!!!あのさ…」
ちなみに、梨花菜はリア充。
私より断然かわいくて優しい。
羨ましい(笑)
もちろん、初めては終わっている(笑)
まぁ、この話は置いといて……
今までのもしかしたらの“ハツコイ”の事を聞いてもらった。
「まゆなっ‼それは“ハツコイ”だよ‼その、笑顔が太陽のようにきらめいている人の名前まさか聞かなかったの?」
「えっ… うん。だって、いきなりだったし…」
「えっーーーーー!!!!まじで?えっ?校章の色見なかった…の?」

校章の色というのは、青が高校1年生、赤が高校2年生、緑が高校3年生、と分かれている。
「いや、いきなりでそんなこと見ている暇なかったし」
そんな事わかってたら学年わかってるっつーの!!!
「もー‼ほーんと、ぼーっとしているんだから‼」
「う、うん…」
「まぁっ、ま・ず・は‼学年を知ろうっ‼それが、分かったらこっちのものでしょー(笑)」
「そーだねっ‼そーだよ‼やっぱり、梨花菜はすごいっ‼ありがとう!!!!」
「えへへ/////そぉー おー?////」
「うん‼ほーんとありがとう!!!!」
それじゃぁ、また明日ね!!!!」
「お役に立てたならー‼ん、じゃ又明日ねっ!バイバイ」
「バイバイ‼」
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次の日:
ぱっと、目を開けると8時半‼
「うっそーーー‼」

昨日は笑顔が太陽のようにきらめいている人の事しか考えられなく寝れなかった。

うわーーーーーーーーー‼
嘘でしょ?嘘でしょ?
ナンデ??
そう、私は遅刻をした。
うそー(泣)
しかも、今日はうちのクラスに転校生くるのにー!!!!
これじゃぁ、赤っ恥じゃない!

キーンコーンカーコン
はぁっはっはっ
ギリギリセーフ(キラーン)
としてみたかったが…
嘘でしょ?なんで?