石が重たいから素早い動きは出来ないけど、颯爽と歩く兵士は重厚な鎧を纏っているので歩みはそう速くは無かった。 もしかして囮かもしれないと思い直して、地下への道に急いだ。 ディモンドなら判るかもしれない。 最近更に弱ってきた彼は、起きていることも少なくなってしまった。 「ディモンド!」 肩で息をしながらマグマの光で艶めいた黒の鱗を見つめた。 閉じていた瞼を薄く開けて彼は大きな口を少しだけ開いた。 浅く息を繰り返す彼に不安が募る。 吐き出される息は疲れ果て、吸い込まれる量は多い。