「どれにしようかなっと♪」
私、清水 藍未 (しみず あいみ)は、引き出しを見ながら考える。
中には、たくさんのシュシュが入っている。
赤色から、金色や黒色、無地から毛糸までいろんな種類のシュシュが入っている。

「これにしようっと」
そう言って私は、一つのシュシュを手に取った。
水色と白のドット柄のシュシュ。
ポニーテールを作って、そのシュシュで留める。

「よし、出来た!」
鏡で確認して、かばんを持って一階に行く。
「おはよう!」
そう言うと、お母さんがキッチンから顔を出して
「おはよう、藍未、今日もシュシュ着けてるのね。」
「ああ、うん。」
そう言って椅子に座ると朝ご飯が出来ていた。

今日のメニューは、
白ご飯と味噌汁と卵焼きと焼き魚。
「いっただきまーす。」
そう言って、食べ始めると卵焼きから食べ始めた。
「う〜ん。やっぱり、おいしー。♪」

多分、5分ぐらいで食べ終わった。
「ごちそうさま〜。卵焼きが一番美味しかったよー。」
お母さんに向かってそう言った。

「いつもそう言ってるじゃない。」
そう言ってるお母さんは笑っていた。

「そうだっけ?まあいいや。いってきまーす。」
「藍未、もう夏休みも終わったんだから、気を抜かずにね。」
そう、今はもう10月。けど、残暑のせいでまだ暑い。
「はーい。わかってるって。」
そう言いながら私は、かばんを持って家を出た。