それから数日。


「バースデーパーティー!?」


「そ。
毎年恒例なんだよ。
雪夜さんの誕生日は、店でやるんだよ。」



「ふ~ん。オーナーいつ誕生日なの!?」


「明後日9月12日がユッキーの誕生日。
パーティーは明日やるのよ~。」


9月12日か。

「で、何故みんなアタシの家に集合してるの。」


「だって~一応サプライズだし。
美亜ちんちが一番集合しやすいから。」


昼間っからみんな集まるのは、初めてだな。



「で、今年は~学生制服に決まったから。」


「あの~翼?
全く理解出来ないのですけど…」


「バースデーパーティーと言っても、お客も招くからね~。
毎年、俺たちイケメンのコスプレにみんな喜んでくれるの~。」


「ま、ほぼユッキーのコスプレ姿見たさにみんな来るんだけどね。」


ふ~ん。
コスプレね~。


「で、何故制服?」


「そりゃ、あれだ…」


「美亜ちんのリアルJK姿が見たいじゃん~♪」


変態か…アンタ等…


「ユッキーの誕生日だし~生意気娘の制服姿みたらユッキーもイチコロよ♪」


「オーナーに制服姿…
見られんの!?」


無理無理…

恥ずすぎる…


「で、俺等全員一致でセーラーがいいと思うんだけどどう?」


「どうって…
嫌だよ…」


「美亜!!」


清から黒いオーラ。


「何?」


「遅刻1回、それとこないだつまみ食いしたろ。
あとー、休憩時間すぎたの何回あったけ?」


「う"…」


清…全て覚えてやがる…


「オーナーに全て報告しちゃおうかな~」


「ダメ。
絶対ダメ!」


「じゃあ着るよな?」


ッチッッ…


「へいへい。」