肩を揺するものの、返事はない。どうやら、意識を失っているようだ。 とにかく生きている・・・よかった。 彼女の身体を横抱きにして、もう一度上空へ。 冬夜が、瑞姫ちゃんが来たって言うから 慌てて追いかけてみれば、こんな事になるなんて・・・ でも彼女の力が分かっただけでも、収穫があったというべきか。 しかし、まさかこれほどの力とは・・・ 「全く、冬夜も何考えてるんだか。」 颯斗の姿は、生徒会室がある建物へと消えて行った。