苦しくて、苦しくて、とうとう校庭の木の下に崩れるように座り込んだ。 知っていた、分かっていた。 彼がヴァンパイアだという事は。 でも、今までそんな素振りがなかったから 蒼生君も紅寧さんも、ヒロも颯斗さんも・・・ みんな、そんな影1つ見せなかったから 普通の人間と変わらないと、思い込んでいた。 でも、違う。 彼らは、人間の血を啜り生きる者。 頭では、分かっていたのに―――――――――― 「やっと、独りになった。」 「っ、だれ?」