やっぱり、紅寧さんだ。 隣には蒼生君もいる。 「私が、教えてあげようか?あ~んなことや、こ~んなこと。」 紅寧さんは私の隣に座り、詰め寄るように体を近づけてきた。 「止めろ。バカが移る。」 「誰がバカですって。あんたに言われたくないわ、バカ城っ。」 立ち上がった紅寧さんは、ヒロと火花を散らしている。 本当にこの二人は、水と油というか天敵というか 会うと言い合いをしているような・・・。 「いつも冬夜先輩の隣に居ればいいと思うよ。」 「え?」 そう言ってきたのは、蒼生君。