シャン!! 右手に持っていた、神楽鈴を思いっきり振ると 男は驚いたのか一歩後ろに飛びのいた。 「おっと、危ない。巫女姫につけられた傷は、治らないらしいからな。」 何を言っているんだろう。 目に見える傷は、いつかは必ず治るのに。 私は普通の人間・・・だから、私がつけようと誰がつけようと 変わらないはずなのに。 それも巫女姫という噂についたものだろうか。 どちらにせよ、この男は危険だ。 さっきから、頭の中で赤信号が点滅しているみたいに 警鐘が鳴り響いている。