だから、余計な言葉を聞く前にココから立ち去ろうと
ソファから立ち上がり扉に向かった。
「瑞姫ちゃん。本当に守られるべき特別な子なんだ。」
「颯斗・・・もういい。好きにさせてやれ。」
「でも、冬夜・・・」
「あいつは、きっと自分の足でもう一度、ココに来る。」
絶対、来るもんですか。
こんな場所、二度と来ることは無い。
そう思っていたのに、あんなことが起きるなんて。
間もなくして私は、紅寧さんの“ 王子 ”という言葉の
本当の意味を知ることになった。
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