そういうと、千景は 高笑いだけを残し、姿を消した。 千景の狙いは、瑞姫だった。 良かった。 俺と一緒に来ていれば、今頃どうなっていたか。 でも、アイツは瑞姫の何を狙っているんだ? どうしようって言うんだ。 この時、俺は知らなかった。 既に瑞姫はこの世界に、足を踏み入れていたことに。 間もなく、瑞姫に降りかかる 恐怖と最悪の出来事に―――――――――――――