いつもと変わらない 朝とも夜とも分からない、ある日。 暗闇の中に、一筋の光が入り込んできた。 あまりにも眩しくて、光を遮ろうと手を顔の前に出す。 でも初めて見た、眩しい光を確かめたくて 薄く細めて開いた目で、その光を見ようと試みる。 「瑞姫。今日から君は私達の娘だ。」 不意に自分とは違う、低い何者かの声が聞こえ 光の奥から手が差し出された。 ミズキ?ワタシタチノムスメ?