「だとしても、瑞姫の所為じゃない。」
「そうだよ、瑞姫ちゃん。俺や蜜瑠を襲った奴らは、紛れもなくハンターだった。でも、冬夜に聞いた話じゃ真神村を襲ったのは“ 教会 ”の奴らだ。教会とハンターじゃ目的が違う。」
「・・・いや、そうでもないかもしれない。」
冬夜と颯斗さんが、私を庇う様に言った後
想いも依らない言葉が、慶仁さんから発せられた。
「私なりに、調べてみたんだ。」
「慶仁、さん?」
「あの日、あの村が襲われた日。私は、冬夜くんと別れた後、どうしても二人の事が気になって、あの場所に戻ったんだ。そこで、聞いてしまった・・・」
戸惑う私達に、慶仁さんは静かに
あの日に戻ったかのように、話し始めた。