†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子



『あ、言い忘れていました。月ノ瀬 瑞姫(つきのせ みずき)さん。

これが終わったら、生徒会室へ来てください。』



え?今、私の名前を呼ばれたような・・・

いやいや、きっと気のせいよね。

うん。生徒会室に呼ばれるなんて、ありえないもの。



『逃げようとしても、無駄だからね。必ず、来るように。』



――――っ。

見透かしたようなオッドアイの瞳がキラッと光り

一瞬目が合った・・・気がした。



なんとなく、嫌な予感しかしない。

どうしよう・・・。



出来るだけ目立たず、平穏に過ごしたかったんだけどな。