『あ、言い忘れていました。月ノ瀬 瑞姫(つきのせ みずき)さん。 これが終わったら、生徒会室へ来てください。』 え?今、私の名前を呼ばれたような・・・ いやいや、きっと気のせいよね。 うん。生徒会室に呼ばれるなんて、ありえないもの。 『逃げようとしても、無駄だからね。必ず、来るように。』 ――――っ。 見透かしたようなオッドアイの瞳がキラッと光り 一瞬目が合った・・・気がした。 なんとなく、嫌な予感しかしない。 どうしよう・・・。 出来るだけ目立たず、平穏に過ごしたかったんだけどな。