その声、姿をみた女子生徒たちは、感嘆の声を漏らしたり失神したりと
反応は様々だが、今生徒会副会長が言った学園のルールには
一切反対意見を言うものはいなかった。
確か、特Aクラスは、渡り廊下を挟んで西棟。
普通クラスは、東棟にそれぞれ分かれている。
よくは分からないが、ソレさえ守っていれば平穏な学園生活とやらが
保障されるのならば反対する義理はない。
それに学園都市とも呼ばれる大きな学園、しかも全寮制となると
そういう特別な規則があるのだろう。
『学園の薔薇』というのは、要するにミスキャンパス
というヤツなのだろうし私には関係ない。
そう思っていた。
副会長の次の言葉が発せられる前までは―――――――――

