翌朝。 私は、慶仁さんの話が気になって朝早くに目が覚めてしまった。 だから、気を静めるために滝に身を清めに行こうと思い 寝ている皆を起こさないように、そっと部屋から抜け出した。 離れから少し奥に行った場所にある滝。 そんなに大きくは無く 人ひとりが滝に打たれる事が出来る程の川幅。 けれど、滝壺は大きく 160の私が、足が立たないくらい深い。 滝を打たれるときの正装、白装束に身を包み 心を静め、滝に入る。 冷たい滝に打たれていくと 不安や雑念が消えていくよう。