†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子



そのことを察してくれたのか、慶仁さんは

微笑んで、一人だけで本殿へ行ってくれた。



私は、胸を撫で下ろし

冬夜たちを、私が住んでいた離れへと案内することにした。



離れへは、本殿の脇道を通り過ぎ更に奥に進んだ

竹に囲まれた、静かな場所にある。



平屋の一軒家。

すぐ傍には、滝があり神楽を舞う前には

身を清めるために、滝にあたることもある。



そして何より、ココへは参拝客はもとより

慶仁さん以外誰も来たことはない。



だって、友達と呼べる人たちは

今まで一人も居なかったのだから。