疑いの目を一瞬向けちゃったけど 冬夜は本当に何も知らないようで、呆れたような顔で 颯斗さん達を見ていた。 「っていうか、早く退いて。お、重いぃ~」 みんなの下敷きになっていた蒼生君が 今にも泣きそうな顔で訴えていた。 「なによ。誰が重いって?」 「とにかく、退けよ。ケツデカ女。」 「今なんて言ったぁ?バカ城ぉ。」 「もう!!なんでも良いから、早く退けってー」