「瑞姫・・・俺も、愛してる。」 「冬夜」 どうやって、私の気持ちが伝わったのか分からない。 けど、嬉しくて私の目から、一粒の涙が零れ落ちた。 「お前のすべてが、欲しい。」 「・・・だめ。」 「いつか、必ず貰うからな。」 「ばか。」 冬夜は、私の首筋に付けた二つの傷跡を愛おしそうに舐めて 抱きしめてくれた。 そして、そのまま私と冬夜は 眠りについた。 はじめて、一つのベッドで二人一緒に――――――――――