†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子



枕元にある、時計に手を伸ばし時間を確認しようとした。

けれど何故か窓の方から視線を感じ

そちらへ目線を向けた。




「あ・・・」




黒い人影が一つ。

そこに立つのは、人では無いことがすぐに分かる。

だけど、怖くはない。

だってそこに居るのは、紅い目を光らせた彼だから。




「冬夜。」

「遅いから、迎えに来た。」




フッと微笑んだ彼は、私が横たわるベッドに

近づいてくる。