すると、呆れたといった感じで

ため息を吐き、私の頭をクシャクシャと撫でた。




「俺は、何度も言ったつもりだけど?」

「?」

「本気で分かってなかったのか。」

「え、っと・・・それは、どういう??」




今まで何度も言ってくれていた?

それって、学園の薔薇として

隣に居ろって事じゃなかったの?




「俺は・・・瑞姫、お前が好きだよ。最初に会った時から、ずっと・・・」

「う、そ・・・。」

「こんな事、嘘ついてどうすんだよ。」